マルチドライバー設計の要諦(Part 2)
こんにちは、Kenです。前回は、私たちがAura Nebulaのマルチドライバー設計で重視した点として、マルチドライバー構成におけるクロスオーバーポイントの正確さ、ドライバーの物理的な位置、インピーダンスと感度のマッチングについてお話しました。まだ少し話し足りないので、続けさせていただきますね。
前回お話しした内容は、有線のマルチドライバーイヤホンでもほぼ通用する内容ですが、Aura Nebulaは完全ワイヤレスイヤホンですから、また違ったアプローチが必要です。
そのひとつが「小型化と消費電力の両立」です。5基のドライバーを限られたキャビティ内に収めるといっても、音響的に最適なレイアウトを確保しつつ、タフな再生時間/バッテリー駆動時間を実現しなければならないのです。完全ワイヤレスイヤホンは、音質がよくても再生時間が短いと実用面ではマイナス評価につながり、かといってキャビティを大きくすると装着性に難が生じるため、小型化と省エネは欠かせません。
そこで私たちSOUNDPEATSは、カスタム設計の小型ドライバーと高効率な磁気回路(詳細はまたの機会に)を採用することで、音響特性を犠牲にすることなく消費電力の抑制を実現しました。ハイブリッド5ドライバーでありながら可能なかぎり再生時間を長く、しかも適度なサイズ感を追求したのです。
実際のところ、LDACのような高音質コーデックを使えば再生時間は短くなりますし、ノイズキャンセリングをオンにするかオフにするかによっても再生時間は変化します。完全ワイヤレスイヤホンですから、充電ケース側のバッテリー容量を可能なかぎり大きくするという手もあります。実用面も重視したAura Nebula、引き続き応援をお願いします!

注:バナー画像はNASA提供のパブリックドメイン画像です(Crab Nebula, Public Domain Image courtesy of NASA)








