3ウェイ・クロスオーバーアーキテクチャ
Aura Nebulaのハイブリッド5ドライバーを支える技術として、これまで「クロスオーバーポイントの正確さ」や「各帯域のつながりの滑らかさ」といった基本コンセプト、ハードウェアとソフトウェアの両輪で帯域の"継ぎ目"を感じさせない新技術「デュアルリンク・チューニング」について紹介してきました。
今回紹介する「3ウェイ・クロスオーバーアーキテクチャ」は、Aura Nebulaの音作りにおいてSOUNDPEATSが導き出したひとつの解です。ダイナミック型やBA型など特性の異なるドライバーをつなぎ合わせるわけですから、慎重に、試行錯誤を重ねながら導き出したことはここに書くまでもありません。
ローパス(低域)セクションは、ダイナミックドライバーに特化しています。20Hzから300Hz程度(詳細な数値は控えさせてください)の帯域を対象に、高電流対応の貫通型インダクタを用いることで、低域の制動力と安定した駆動特性を確保しています。
中域から中高域にかけてのバンドパスセクションは、ローパスの上、8kHzあたりまでの帯域をカバーします。LCネットワークとRC補償回路を組み合わせることにより、中域の情報量と密度を高めつつ、高域への遷移が滑らかになるよう制御します。
ハイパスセクションは、文字どおり8kHz以上の超高域を対象とします。薄膜コンデンサと小型磁気シールド付きインダクタを採用することで、高周波帯域におけるクロストークを効果的に抑制することが狙いです。
この開発ログをご覧の皆さんはイヤホンの技術にお詳しいでしょうから、各セクションが具体的にどのドライバーを担うのか気になったかもしれませんね。その点については、次回以降に紹介させていただきます。

注:バナー画像はNASA提供のパブリックドメイン画像です(Seagull Nebula, Public Domain Image courtesy of NASA)








