ハイブリッド5ドライバーについて ダイナミックドライバー編

Aura Nebulaでは、10mm径ダイナミック型ドライバー(×1)、6mm平面磁界型ドライバー(×1)、BAドライバー(x2)、マイクロ平面磁界型ドライバー(×1)を組み合わせた「ハイブリッド5ドライバー」を採用しています。これがAura Nebulaのアイデンティティであり、他のTWSではあまり見かけない特長と言っていいでしょう。

その4種類/5基のドライバーすべてがAura Nebulaの音を創り出すうえで欠かせない存在ですが、当然それぞれに異なる役割と期待値があります。今回は、そのうちダイナミック型ドライバーについて紹介しましょう。

ダイナミックドライバーは、量感と自然さを兼ね備えた低音を担い、空間の広がりと臨場感のあるサウンドステージを形成します。カバーする音域はズバリ「低域」、SOUNDPEATSではもっとも採用実績の多いドライバー種ということもあり、腕の見せどころといえます。

最大の注目点は、ダイアフラムとボイスコイルの材質を見直したことです。φ10mmのダイアフラムには、柔軟性と通気性に優れるPU(ポリウレタン樹脂)と自然な音色を生み出すウールの複合素材を採用、力強く伸びやかな低音と温かみのあるボーカルを描き出します。

このPU+ウール複合素材は、2025年に発売し好評いただいたプレミアムモデル「H3」で実績があります。Aura Nebulaでは、他のドライバーの金属的な響きとのバランスを保つよう調整していますが、H3で蓄積したノウハウが生かされていることは言うまでもありません。

ところで、振動板には他の素材の採用も検討しました。たとえば、PEEK素材。物理特性のバランスに優れる点を評価していましたが、温かみがもう少し欲しかったと表現すればいいのか、音色傾向に納得できませんでした。他素材とミックスさせない単独利用ではとても魅力的な素材ですが、ハイブリッド5ドライバー構成のAura Nebulaに関して言えば、PU+ウール複合素材がベストだと考えています。

注:バナー画像はNASA提供のパブリックドメイン画像です(M42/Orion Nebula, Public Domain Image courtesy of NASA)

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