ハイブリッド5ドライバーについて 〜平面磁界型ドライバー編(2)〜
こんにちは、Kenです。Aura Nebulaの開発もいよいよ佳境に入り、チューニングなど細部の調整を進めているところです。おそらく来月には「より具体的なお知らせ」ができると思いますので、この開発ブログをお読みの皆さまはぜひ楽しみにお待ちください!
さて、今回は平面磁界型ドライバーについて、もう少し語らせてください。採用に至った理由はトランジェントが速く微細な表現に優れており、位相特性良好で音場定位も正確、音色がニュートラルかつ自然で聴き疲れしにくいのもさることながら、「簡素化」というメリットがあるからです。
平面磁界型ドライバーを中高域〜超高域専用ユニットとして使用すれば、高域用BAドライバーを置き換えることができます。広帯域を複数のBAでカバーするとなると、クロスオーバー設計に苦心惨憺した挙げ句、マルチBA構成特有の不自然なつながりが生じがてしまうことがありますが、1基であればスムーズで違和感がありません。クロスオーバー回路をシンプルにできるから、位相ズレや損失も減らせます。
スペースが限られるというTWS特有の事情もあります。ユニット内部に基板とバッテリーを格納しなければならない都合上、BAを複数置くより1基で対応できる(マイクロ)平面磁界型ドライバーのほうが有利です。
サウンドクオリティという観点からも、BAにはないメリットがあると考えています。音の立ち上がりと収束が自然で、微細な音の描写には平面磁界型ドライバーならではの魅力があります。情報量豊富だから音場の空気感とレイヤー感が緻密で、音像定位も明確です。
これまで難しかった音響表現が可能になる...ダイナミックでもBAでもない平面磁界型ドライバーだからこそ描ける音があるのです。

注:バナー画像はNASA提供のパブリックドメイン画像です(Eagle Nebula, Public Domain Image courtesy of NASA)








