Aura Nebula充電ケースのデザインについて
有線イヤホンのデザインを考えたとき、音質的にはハウジングやチャンバーの形状が重要になります(もちろん、振動板やドライバーユニットは別次元の話)。TWSも、バッテリーや基板というかさ増し要素がくわわることを除けば変わりはありませんが、ひとつまったく異なる要素がくわわります。そう、充電ケースです。
当然、Aura Nebulaも充電ケースを慎重にデザインしています。サイズが大きくなりすぎない程度のバッテリー容量を確保し、空間をできるだけ有効に使えるようイヤホン置き場を確保することは基本中の基本、手にもちやすいこと、軽いこと、蓋を開けやすいこと、それでいて所有欲を満たす外観であること。しかも「ハイブリッド5ドライバー」のサウンドと釣り合わねばなりませんから、結構大変です。
全方位に努力したつもりですが、敢えて推しポイントを述べさせていただくなら、以下の3つになるでしょうか。
・天面デザイン
Nebula(ガス星雲)をモチーフに使うことは、製品企画を立てた時点からの命題でした。主に水素ガスで構成されるガス星雲は、遠く離れた地球から見ると光もあれば陰もある天体ですから、明るく輝くというよりは神秘的で抑制の効いた意匠を心掛けています。
・アルミ合金製の外装
充電ケースの外装(上下カバー)はアルミ合金製で、天面との一体感・連続性を考慮し、高級感のあるマット調に仕上げました。サンドブラスト処理のあとにアルマイト加工を施しているため、汚れが目立ちにくく傷付きにくいという利点もあります。
・イヤホンの格納位置
イヤホンの格納位置は、TWSの充電ケースをデザインするときの悩みどころのひとつです。ハウジングの大きさや通信部(軸)の長さで変わるため、機種ごとに設計し直さなければならないからです。今回は試行錯誤のすえ、上カバーを開いた指でそのまま押し上げるとかんたんに取り出せる配置角度を見つけ出しました。








