SOUNDPEATS Aura Nebula BAドライバーの駆動方式変更について

皆さん、こんにちは。しばらく沈黙していましたが、それには理由がありまして...実は、仕様を一部変更することになりました。

変更の理由ですが、シンプルに「さらなる音質の向上」です。少しでも可能性があるのならば、手間を厭ってはいけません。私たちSOUNDPEATSにとってはよくあることですが、さすがに量産開始目前ともなると各所への調整、手配が大変ですね。

変更は「BAドライバーの駆動方式」です。当初は、クロスオーバー回路を使い2基のBAユニットを「中域」と「中高域」に分けて担当させていましたが(関連記事、https://jp.soundpeats.com/blogs/aura-nebula/hybrid-5-driver-ba-driver-2)、帯域を分けず並列に駆動する「増圧型(パラレル・ブースト)駆動方式」を採用することにしました。

パラレルブースト駆動方式をクロスオーバー方式と比べると、振動板の有効面積が増し駆動力が向上することで、音圧/ダイナミクスが増すという利点があります。帯域分割を行わないため、クロスオーバー方式で気になる「(帯域の)つながりの不自然さ」や位相ズレの軽減にも役立ちます。同じ音圧を得るときに1基あたりの振動板の振幅(ストローク)を大幅に抑えられるので、大音量時に生じがちな歪みっぽさが減ることも期待できます。クロスオーバー回路が1つ減ることも、物理的・電力的制約が大きいTWSにとっては大きなメリットです。

もちろんクロスオーバー方式にも美点はありますが、Aura Nebulaにはマイクロ平面磁界ドライバーという強力な武器があります。当初は平面磁界型ドライバーに4〜5kHz付近から上の帯域を担当させていましたが(関連記事、https://jp.soundpeats.com/blogs/aura-nebula/bout-the-aura-nebula-13)、パラレルブースト駆動方式の採用によりこちらも見直しています。

結局のところ、私たちは「よりよい選択肢」を選んだのです。試聴を繰り返し、どちらが私たちが求めるサウンドか、世界中の皆さんに満足いただけるサウンドかを慎重に判断した結果が、BAドライバーのパラレルブースト駆動方式への変更だったに過ぎません。より良い音質を目指して私たちエンジニアが辿り着いた最新のチューニング、とご理解いただければ幸いです。

注:バナー画像はNASA提供のパブリックドメイン画像です(Twin Jet Nebula, Public Domain Image courtesy of NASA)

1件のコメント

中域が強めに出て、ドンシャリにならないか心配です…ドンシャリにはならない、音の表現、設計に期待してます。

石井浩 2026年 7月 29日

コメントを残す

関連製品